1学期に「共通テスト型模試がびっくりするほどできなかった」という人が割といて、そういう人にこの夏に共通テスト対策としてやってもらったことがあります。それは「直しを緻密に行う」ということです。
もちろん模試を受けたり過去問を解いたりしたら解説を読んだりして復習するとは思いますが、その手順によって効果は大きく変わります。
一般的な模試(or 過去問)の直し方(=復習の仕方)
① 答え合わせをする
*模試は受け終わったらすぐに自己採点をするのが基本です!
② 間違った問題の解説を読む
③ 読み終わったら次に進む、以上
↑ これが一般的な復習の仕方だと思いますが、ここで「ひと手間」かけると効果は倍増します!
吉田塾での模試(or 過去問)の直し方
*共通テスト(型)の場合
① 答え合わせ(=〇つけ)をする
② 間違った問題は答えの番号も記入
③ 解説は見ないでなぜ正解の方が自分が選んだ選択肢よりも良いかを考える。
ⅰ)分からない語句は辞書で調べてOK
ⅱ)内容一致問題の場合は (a) 自分が選んだ選択肢 (b) 正解選択肢 (c) (a) の根拠となる本文記述の和訳 (d) (b) の根拠となる本文記述の和訳、の4箇所の和訳を行う
ⅲ)上記を行った上でなぜ正解とされている選択肢が正解と言えるのか自分の言葉でっ説明をノートに記述する。
④ 解説を見て自分の考えが正しかったかどうか検証する。
例えば令和5年度共通テストの追試を見てみましょう。
大問2の問3で正解は
② の receive benefits ですがある生徒は① の carry safely を選びました。そこで先ほどの手順で直しをしてもらいました。
問題リード文=この財布を電子マネーと共に使うと( )のが簡単になる。
(a) 安全に運ぶ
(b) 利益を得る
(c) it holds card securely → それはカードをしっかりと支える
(d) cashless payments makes it easier to collect points → キャッシュレス決済はポイントをためるのを簡単にする
(c) は「カードをしっかりと支える」と言っているだけで財布の持ち運びが安全になるとは書いてありません。よって不可です。
(d) はキャッシュレス決済は電子マネーを使うことも含みますから「ポイントを集める」ことになり「利益を得る」ことになります。よって (b) が正解と言えそうです。
いかがでしたでしょうか?吉田塾では内容一致問題は必ずこの手順で直しをして頂きます。そして(時間はかかりますが)この手順直しを進めていくと必ず共通テストで80%以上の正答率を得られるようになります!皆さんもぜひこのやり方で「直し」をしてみて下さい!
See you next time!