英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

名詞の前に置かれる語「限定詞」について

athe などの「冠詞」は名詞の前に置かれて名詞がどんな名詞なのかを説明する語です。例えば・・・

(a) There is a dog in front of my house.

 私の家の前に(1匹の、知らない)犬がいる。

(b) The dog has a long tail.

 その(家の前にいる)犬は(1本の)長いしっぽを持っている。

これらの英文の a や the はその後に続く名詞がどのような存在かを説明しています。実はこれらの冠詞と同じような働きをする語句が英語には他にもいくつかあり、これらの語句をまとめて「限定詞」と呼びます

限定詞:名詞の前に置かれて名詞を説明する語

① 冠詞( a, an ,the )

② 所有格( my, your, his など )

③ 指示形容詞( this, that, thise, those )

不定形容詞( some, any, no, every, either, another, neither )

⑤ 疑問形容詞( what, which, whose )

これら限定詞には重要なルールがあって、それは「限定詞は2つ重ねて使えない」というものです。例えば・・・

私の友達の1人」は

× a my friends

〇 a friend of mine

〇 one of my friends

となります。

ややこしいのですが次のケースと区別しておきましょう。

通常は「限定詞+形容詞+名詞」の語順になりますが

(c) a cute cat / that big dog

 

限定詞が名詞句の先頭に来ないケースがあります。

(d) all the cats

(e) both my parents = both of my parents

(f) half an hour

(g) double the size

 

まずはざっくりと「限定詞」と呼ばれる語群があり、これらの語は重ねて使うことはできない、ということを覚えておきましょう!

See you next time!

 

参考文献

『CORPUS CROWN 総合英語』三省堂

『SKYWARD 総合英語』桐原書店

『総合英語 able』第一学習社

『真・英文法大全』KADOKAWA