先日英検1級のリーディングセクションで3回連続満点を取ったという先生にお会いして話をする機会がありました。その方の学習法(や教授法)で印象的だったのは「シャドーイング」を重視されているということでした。今回はシャドーイングとオーバラッピングという二つの訓練方法について説明します。
吉田塾では塾生の皆さんに「毎日音読」と言って教科書や文単などの英検教材を音読してもらい、それを提出してもらっています。で、この場合の「音読」は「教材を自分で読み上げること」です。それに対して「シャドーイング」や「オーバーラッピング」は少々手法が異なります。
(1)音読:英文を見ながら自分で音声をイメージして声に出すこと
(2)オーバラッピング:英文を見ながら、音源に合わせて、音読すること
(3)シャドーイング:英文は見ずに、音源を聴いて、それを復唱すること
難易度としては音読<オーバラッピング<シャドーイング、と難しさが上がります。吉田塾の毎日音読で推奨している音読の手順は以下の通りです。
Step1 英文を読んで理解する
Step2 英文を見ながら音源を聴く。その際音源を参考に意味のかたまり毎にスラッシュで区切る
Step3 英文を音読する
Step4 何回音読練習をしたのちに音読を録音して提出する
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この「何回か練習して」のタイミングで「オーバラッピング」を取り入れてみると良いでしょう。音源の再生速度が調整できるものであれば再生速度を80~90%くらいに落としてオーバーラップしてみて下さい!
なお、中学生であれば、定期試験の範囲の教科書をシャドーイングできるまで徹底的に読み込むのもお勧めです!
いかがでしたでしょうか?シャドーイングはなかなかハードルが高いですが、「音読がなかなか上手にならない」という自覚がある人はぜひ「オーバラッピング」をその過程に取り入れてみて下さい。
See you next time!