昨日こんな記事を書きました。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
そうしたら、私立武蔵高校の高1の期末試験でこの「〇〇が死んで△年経ちます」構文を4パターン全部書かせる空所補充問題が出てました!笑
問 以下の英文が日本文の意味になるように( )内に適切な1語を入れなさい。
私の犬が死んで3年になります。
(1) My dog ( ) three years ( ).
(2) My dog ( ) been ( ) ( ) ten years.
(3) ( ) is ten years ( ) my dog ( ).
(4) ( ) ( ) have ( ) ( ) my dog died.
出題した先生の気持ちは完全に理解できるのですが、英語嫌いが増えそうな問題ですね・・・
さて、本日は比較構文の話です。最近MARCH附属高校の入試問題を見直しているという話を昨日も書きましたが、改めて見ていくと「定型問題」が本当に多くて驚きます。
問 次の各組の英文がほぼ同じ意味になるように、( )内に単語を入れなさい。下線部には単語または語句を入れなさい。
(1) The Nile is longer than Amazon.
The Amazon is not as the Nile.(2023年法政二)
(2) His father is not as tall as his uncle.
His father is ( ) ( ) his uncle.(2023年中央大学高校推薦)
(3) Alaska is the largest stae in the United States.(2022年中央大学附属推薦)
( ) ( ) state in the United States is as large as Alaska.
(4) My brother runs fastest of all members in his club.
My brother runs faster than ( ) ( ) member in his club.(2023年立教新座)
比較でよく出るパターンが網羅されていて驚きます。高校の先生方は比較の書き換えが好きなんですね(笑)
(1) 直訳で攻めましょう!
よって下線部は・・・
The Amazon is not as long as the Nile.
(2) これも先ずは直訳します。
上 彼の父親は彼の叔父ほど背が高くありません。
下 彼の父親は彼の叔父【 】。
【 】内には「よりも背が低い」と入れれば良さそうですね。
His father is ( shorter ) ( than ) his uncle
「背が低い」で short が出てこない人が多いかもしれません。
(3) これは最上級の書き換え問題です。昨日の「〇〇が死んで△年経ちます」構文と同様パターンを覚えておくべき構文です。
最上級書き換えパターン
彼はクラスで一番背が高い生徒だ。(be動詞編)
① He is the tallest student in his class.
② He is taller than any other student in his class.
*student が単数形であることに注意
③ No other student in his claass is taller than he [him].
④ No other student in his claass is as tall as he [him].
彼はクラスで一番速く走る。(一般動詞編)
① He runs the fastest in his class.
② He runs faster than any other student in his class.
*student が単数形であることに注意
③ No other student in his class runs faster than he [him].
④ No other student in his class runs as fast as he [him].
この構文にあてはめて考えると・・・
( No ) ( other ) state in the United States is as large as Alaska.
(4) これも構文にあてはめて考えます。
My brother runs faster than ( any ) ( other ) member in his club.
いかがでしたでしょうか?高校入試の英語は難関校といえどもこのような「定型問題」が多く、いわゆる「パターン暗記」でかなりの高得点がとれます。もちろんその「パターン」を暗記するには理解が必要だし、そのパターン自体も数が多いので、その点はなかなか骨が折れますし、それゆえ偏差値も高くなるのでしょう。
とはいえ、偏差値65以上の難関校でも問題集に普通に載っている問題がきちんと解ければ合格点がとれそうだ、と思ば気が楽なのではないでしょうか。
See you next time!