英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

速読・リスニングの極意!~関係代名詞をあえて訳す~

模擬授業の場で、関係代名詞の導入をやるときに「関係代名詞は文と文とをくっつける接着剤のような役割で、それ自体に特に意味はない」というようなことを言う先生をこれまで何人も見たことがあります。

でも本当に関係代名詞に「意味」はないのでしょうか?例えばネイティブの人たちは "the boy who speaks Japanese" みたいな英語を耳にした時に who の意味は特になにも頭に浮かばないのでしょうか?

私は関係代名詞を教える際に割と昔から「関係代名詞は代名詞としての意味があり、それを訳して文の意味を考える」ように指導しています。

どういうことかというと・・・

I know that boy who is talking with Ken.(who → he)

直訳)私はあの少年を知っています/彼はケンと話していいます。

意訳)私はケンと話しているあの少年を知っています。

つまり who を「文と文とを関連付ける機能の無いただの代名詞」 he として考えて文の意味を取るということです。

I know that boy whose cap is red.(whose → his)

直訳)私はあの少年を知っています/彼の帽子は赤いです。

意訳)私は赤い帽子を被ったあの少年を知っています。

This is the town in which I lived ten years ago.(which → it)

直訳)これがその町です/そこに私は10年前に住んでいました。

意訳)これが私が10年前に住んでいた町です。

There were a lot of pepole in the room, most of whom came from other countries.(whom → them)

直訳)その部屋にはたくさんの人がいました/彼らの大半は海外から来た人でした。

意訳)その部屋にはたくさんの人がいて、そのほとんどが海外から来た人でした。

 

こんな感じです。こっちの方が分かりやすいし、簡単じゃないですか?

それにこのように前から順に意味を捉えていかないと速読できないし、リスニングにも対応できないのです。

See you next time!