大学入試も私大志望の人は受験自体は終わり、あとは結果を待つだけという人が多い時期となりました。
で、中には「入学までTOEICの勉強をしたいのですが・・・」という生徒さんもチラホラいらっしゃいます。では大学受験を終えた人がTOEICの学習をする場合にどんな教材を使いどんな勉強をすればよいのでしょうか?今回はそのあたりについて書いてみようかと思います。
其の壱 単語
語彙的には英検2級~準1級レベルですが日常生活やビジネス寄りの語彙に対する知識が求められます。例えば ship と言えば名詞の「船」という意味を知らない人はいないでしょうが、TOEICでは動詞の「出荷する」という意味でよく使われます。その意味でTOEIC用の単語帳で良く問われる単語(とその意味)を知ってをくことはとても有効です。ここではベストセラーのこちらをお勧めしておきます。
其の弐 文法
TOEICはリスニング100問、リーディング100問という構成なのですが、そのリーディングの内の30問は純粋な文法4択問題なのです!例えばこんな感じの問題が出ます。
( )are taking longer than expected.
(A) Renovative (B) Renovations (C) Renovating (D) Renovated
(出典 アスク出版『TOEICⓇL&Rテスト問題はじめの400問』p.62)
特に文構造から( )内に入る語の品詞を選ばせる問題は頻出で、大学入試で培った(はずの)英文解釈の力が役に立ちます!お勧めはこちらです。
其の参 過去問
最後に過去問的なものを紹介します。英検や大学入試とは異なりTOEICの過去問は公開されていません。その代わりに運営団体から『公式TOEICⓇListening & Reading 問題集』というものが出版されています。上記2冊を1周終えたら公式問題集で本番の雰囲気というか時間の感覚を味わってみましょう!正答数に応じてTOEIC本番の予想得点も分かります。
英検2級保持者 600点/990点満点
英検準1級保持者 700点/990点満点
あたりが一つの目標になるかと思います。
TOEICを大学入学前にプレースメントテスト(=クラス分けテスト)として入学予定者に受けさせる大学は結構多いようです。就職の際にも役立つ英語系資格なのでこの機会にしっかりと勉強しておくのが良いと思います。
See you soon!